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タグ: 坂本康博

専修大学に勝利し、決勝進出を決めた大体大は、拠点を品川プリンスホテルから、御殿場にある時之栖に移した。

 

「東京はトレーニングできる施設が少ない。探すのも一苦労。道も混んでいて移動に時間がかかる。それに比べ、時之栖は施設が一体になっているし、金銭面でも助かる。」(坂本)

 

潤沢な資金を武器に、サッカー部を“売り”にしている大学なら無関係な話かもしれないが、そうではない大学にとって、インカレは勝てば勝つほど金銭的に苦しくなる。

準決勝が22日で、決勝が25日。イブとクリスマスを挟む期間を東京近郊のホテルで過ごすとなると、かなりの費用がかかる。そこに、団体で宿泊でき、近隣にサッカー施設があるという条件もつけなければいけない。否が応でもサッカー以外のことに気をとられる。

 

そういった意味で、時之栖は大体大の手助けとなっている。

 

1225日。

大体大は早朝630分には起床し、7時過ぎには朝食をとった。

その後、荷物の積み込みなどで体を動かし、10時過ぎには御殿場を出発。13時前に国立競技場に到着し、食事を済まそうとしたのだが、ここで問題が起きた。

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「引いて守る気はまったくない」

間東王者に対し、大阪体育大学は攻めの守備を貫いた。

 

「怪我もあるのかもしれないけど、相手(専修大学)が動いてきたのはフォーメーションを見て分かった。それに対し、選手に何か特別な指示を与えたというのはないですよ。選手には、うちはいつも通りやれと。というか、それしかできない。10番のスピードと7番の展開は注意しろとは言いましたが。」(坂本)

 

守備システムを変えてきた専修大学に対し、大阪体育大学はいつものシステムで試合に臨んだ。

 

結果的に、これが明暗を分けたように思う。

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品川プリンスホテル内にある食事処で、臭みのまったくない肉のぷりぷり感が凝縮された白モツ鍋を平らげた後、坂本康博は次の試合の予想をした。



「これで(澤上)竜二がマークつかれるだろうから、伊佐(耕平)がやってくれると思う」



その展望通り、87分に伊佐耕平が4点目のゴールを決め、勝利を確信した私は、夏嶋隆に電話で結果を報告した。そして、すぐにピッチに降りると、ドレッシングルームに戻る福島充コーチと目が合った。



「前半は攻めていて、点が入らない。初戦と同じ展開でしたね。」



「けど、今回は、ディフェンスが守りきりましたね。」



そんな会話をする裏で、この日2得点を奪った伊佐がメディアに囲まれていた。初戦では脇役として扱われていた伊佐も、得点という結果があれば、扱いが変わってくる。クレバーな伊佐は、それも分かっている。だから、メディアにこう語りかけた。



「ウチはディフェンスが本当に良いんで、ディフェンスにも話を聞いてもらえれば。」



伊佐のいうように、この日の守備陣の出来は抜群だった。


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「まずいな。浮き足だってるな。」



アグレッシブにも見える立ち上がりのディフェンスに、坂本は懸念を抱いていた。

大体大は、立ち上がりからディフェンスラインをあげ、相手コートに10人入る時間もあった。主導権を握るための策かと思ったが、「いや、あれは違うんですよ」と坂本は言う。



「相手は2トップとオフェンシブの中盤がバックの裏を狙ってくる。そこは注意しないといけないとは言ったけど、やはり選手たちは(新潟経営大学の試合を)見てないからね。10番、11番と9番、5番はかなりスピードがある。そこに14番も絡み、飛び出してくる。3枚ではなくて、4枚から5枚が出てくる。けど、選手たちは試合を見てないからそれが実感としてない。攻撃に重心が行き過ぎていた。」



 


 


 

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400人はいるんだよなぁ」



切子グラスに入った淡麗な日本酒が空になった。



400人―



大阪体育大学総監であ坂本康博の教え子が、教員になった数である。



Jリーグ創設と共に、大学サッカーの役目は終わったというサッカー関係者がいた。曰く、「今までは高校サッカーを終え、大学に進学し、そして日本サッカーリーグでプレーするという流れがあった。けど、今後は、大学という“回り道”をせず、高校卒業後、プロとしてプレーできる環境ができた」。

そのサッカー関係者が予見した通り、多くの才能ある選手たちはJリーグに流れた。小倉隆史、城彰二、中田英寿など、高校を卒業したばかりの選手たちが、Jリーグのピッチで輝いた。

「大学サッカーは焼け野原のような状態だった」と大学サッカー関係者は振り返る。



だが、坂本はブレなかった。



「俺たちはプロだけを育てているんじゃない。指導者も育てるんだ」


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