■2013J1第7節 大宮×浦和 飯田淳平審判団評

「歴史に残る、いい試合にしましょう」

この飯田主審の一言から始まったエンターティメント溢れる試合。

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50秒、森脇にアフターで接触してしまった金澤に注意。「流して欲しかった」(福田正博氏)という声もあったが、立ち上がりということでの丁寧な対応は良い判断だと思う。ゾーン的にも、アドバンテージ必須ではない。
2分にも槙野のホールドをジェスチャーで示すなど、観客にも分かりやすいレフェリングをしていく。8分の宇賀神へのチャレンジは、不用意ではないという判断。かつ基準としてもノーファウルとすることで、タフなメッセージを伝えた。
一方で、ボールのプレイスなどは細かく指示し、ルールへの意識も置かせる。
20分のGK北野と原口の接触はフィフティな接触だ。また、24分に崩れ落ちるようにグラウンドに倒れた原口の対応も“安全を守る”姿勢がみえた。
27分には大宮側が、“競り合い時、槙野が腕を上げている”とアピールするが、これはギリギリだろう。
29分に、阿部に滑るようにスライディングした金澤のファウル。繰り返しの違反で警告。33分の二つのコンタクトは、どちらともボールにプレーできているということでノーファウル。35分の槙野へのチャージも同様で、逆に直後のチャレンジはアフター気味だったためファウルをとり、しっかりと注意を与える。
40分、ボールを奪われた後に、ファウルで止める格好になった宇賀陣のファウルをとる。カードアピールしようとする大宮選手を制し、あからさまさはなかったため、カードではなく注意を与える。
44分には足にスライディングした鈴木啓に迷わず警告を与える。このカードを出すまでのスピードも、選手や観客へのメッセージとなる。“ラフプレーには迷わず出すぞ”と。

迎えた45分。
那須が競り合いで出血したため、ドクターをピッチに入れる。そして、飯田主審は、チームドクターに、第四審判側に出るように伝えている。記者席からそう見えたし、TVで確認しても、ドクター二人にそのように指示を二度も出している。

これには理由があり、出血は、【出血を確認した主審の合図を受けてからのみ復帰できる】という規則がある。
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